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2011年3月20日 (日)

ライフライン

本日、井戸水の濁りが解消され、水のある生活にもどりました。
心配していただいたみなさん。ありがとうございます。
すんません。

今回の地震で、「普通の生活」がいかに多くの人の手によって守られていたかを痛感しました。

スイッチをつけると当たり前に使える電気。
いつの間にか補充されてるプロパンガス。
蛇口をひねると世界一きれいな飲み水が出る上水道(うちにはありませんが)。
毎朝届く新聞も、携帯電話もインターネットも。
さらには、道路、燃料、食料などなど、あげればきりがないけど、最近では「途切れた」記憶がほとんどない。
インフラの整備や配送・供給のシステムが、まるで体の中のをめぐる酸素のようにひとときも途切れることなく動き続けていたんだと思い知らされました。
もちろん、当たり前だけどこれらを担うのは人間なわけで。
たくさんの人の手によって、自分の生活が守られていたんだ、と。

今の当たり前の「普通の生活」を実現するために先人は知恵を出し、今も多くの人がより良いものになるよう仕事をしている。
この「普通の生活」は、実はかなりあやういもので、どこかの歯車がかけてしまうとすぐに停止してしまうのも現状。
毎日の便利な生活の中では、そんなことも忘れてしまっていました。

福島の原発の事故は大変なことで、もちろん放射線のことも心配ではあるけれど、この施設のおかげで今の便利な生活を送ることができていた。
廃炉が確実となったこの施設に感謝したいです。
街では、物があふれていて、それがどのようにできているのか想像もできにくくなっているのではないか。
野菜は畑で。豚肉は養豚場の豚さん。魚は漁師が荒波の中とってくる。
関東圏の電気は、関東以外にある東京電力の発電所でも作っている。
この電気が、どこかの町の原発で作られているかもしれないことを意識したいものです。
僕ら、東京電力から電気を買っている人間は、自分たちの発電所を置いてもらってる福島の人たちに感謝しないといけないですね。

なのに、首都圏のスーパーから福島県産の農産物撤去の動きもあるとか。

なんか、おかしくないか。


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コメント

その後も無事で本当に良かった。

タロウさんの「廃炉が確実となったこの施設に感謝したいです。」という一文には涙が出ました。

原発事故で眠れぬ夜を過ごして来ましたが、今回はこれからの暮らし方を再考する、ある意味最高の機会であると捉えています。

この教訓を日本が世界が学ばなかったら、文明がここまで進化してきた意義が失われるのではないかとさえ思います。

H22, 23年度福島県産のお米を購買しない消費者の方、2秒冷静に考えば、わかりますよね。

今首都圏の人間にできるのは経済活動を持続させ、購買行動(電力を含めて)を全体像を踏まえながら行うことではないでしょうか。

投稿: dragonfly | 2011年3月21日 (月) 15時05分

昨日近所で福島県人への差別も生まれて来るだろうという
話を聞きました。
とても辛い辛いことですが、実際そういう事例が
出て来るだろうと思います。

投稿: N | 2011年3月25日 (金) 17時24分

>dragonfly
いろいろ考えてしまいます。
「科学万能」とは思っていませんが、少なくとも「人の生活をより良いものに」という柱みたいなものがあったと思います。
もちろん、「より売れるもの」に変化していくものも多いでしょうが。

この国の人の生活を支えているのは、技術力、生産力だと思っています。
原発の研究も、この国を支えていたものの一つだと思っています。(電力の供給と技術力の蓄積という面で)

脱原発で電力は足りるのか。
生活のスタイルを変えるだけで済む問題なのか。

なかなか、むつかしい。。

>Nさん

こんばんは。

「福島県で差別が」というはなしが出ているのですか。心配です。

差別というのは、土地に対して?それとも健康面のことでしょうか。
放射性物質を持ち込んでくるとか?(んなバカな。。)

放射線による健康被害(特に遺伝的な病気の影響)に対する過剰な反応だとしたら、冷静になりたいところです。

信頼できる専門家からの説明を多く発信してもらい、影響が「ある」のか「ない」のか、あるとしたら、どこに、どのくらい、どういった影響が考えられるかを発信してもらいたいです。
(自分で勉強するといいのでしょうが、それもなかなか難しいので)

チェルノブイリの事故後の人に対する影響などの信用できる報告も知っておくべきなのでしょうね。

投稿: taro | 2011年3月25日 (金) 20時57分

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