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2010年1月26日 (火)

冬の怪談

Img_2383

ある冬の寒い日。
益子で一人の焼き物屋が、素焼きをしようとしていました。
窯一杯に作り立ての作品を並べて火を入れ、温度が上がるまで別室で待機。

数時間後、ふと胸騒ぎがして窯の様子を見ることに。
窯の扉を細く開けて、その先に見えた物は・・・

水を浴びて、グズグズに崩れてしまった、「元」器たちの屍が累々と!
もはや器ではなく、もとに粘土に戻っていたそうな。
あまりのことに、焼き物屋は失神しそうになりました。

・・・・・・・・・・・

僕の話ではないのですが、益子での実話だそうです。
想像するだに恐ろしい。
どうやら、器から出た蒸気が窯の中で冷えて結露して、器たちの上に滴り落ちていたようで。
あまりにも乾燥が足りなかったのか、窯の火が消えてしまっていたのか。
冬の窯のたびに、この話を思い出します。
こわ。

今日は本焼き。
予想外のハプニングが無いことを祈りますが。
開けるまでわからないんだよねー。
窯、たのむよ。










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コメント

なむなむ

あ、ミニ作ってる^^

投稿: だふ | 2010年1月27日 (水) 11時08分

これだけ一生懸命に作って、出来上がりが失敗したら本当にがっかりするでしょうね(>_<)?

最後まで祈る想いで造られる真面目な仕事ですねwinksign02感動します。(*^_^*)

こういうやりがいのある仕事をしてみたいなあ 〜 \(^O^)/

電気釜、初めて見ました。冷蔵庫に似てるね?

投稿: dairii | 2010年1月29日 (金) 02時41分

それは正に益子に伝わる真の冬の怪談ですね。
てろてろの粘土にまで戻られたら、瀬戸屋としては...たまりませんね。

投稿: dragonfly | 2010年1月29日 (金) 20時17分

>ダフ
ミニ、見つかったか。
今日ミニ屋さんにオイル交換行って、「陶器のミニ、作ってよー」と言われた。なかなか難しい。。

>dairii
仕事のスパンは長くなりますねー。
しかも最後の「窯の中」が見られない!
開けてびっくりもあります。
そうか、冷蔵庫に似ているね。熱いけど。

>dragonfly
この怪談の主人公、失神はしなかったものの泣けたそうです。
そりゃ泣くよねー。
僕なら、ふて寝でしばらく仕事しないかも。

投稿: taro | 2010年2月 1日 (月) 22時46分

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